【長野市】平屋の新築住宅を建築！4LDKの平屋に関する基礎知識

20坪前後の土地（約66平方メートル）

間取り例：1LDK

• コンパクトな平屋となり、1人暮らしや夫婦2人暮らし向け
• LDK（リビング・ダイニング・キッチン）を広めに取り、プライベートな寝室を1部屋設けるのが一般的
• 収納スペースを効率よく配置することで、狭さを感じさせない工夫

30～35坪前後の土地（約99～115平方メートル）

間取り例：2LDK～3LDK

• 少し広めの空間が確保できるため、小さな子どもがいる家庭にも適している
• 2LDKの場合、寝室と子ども部屋または書斎を設けることが可能
• 3LDKでは、寝室の他に2つの個室が設けられるため、家族が増えても安心

40～50坪前後の土地（約132～165平方メートル）

間取り例：3LDK～4LDK

• 家族が増えても十分なスペースを確保できる広さ
• 3LDKでは主寝室のほかに2部屋があり、ファミリー層に向いている
• 4LDKの場合、リビングの広さを維持しつつ4つの寝室を設けることで、子ども部屋やゲストルームとしても活用可能

長野市での土地の広さ別の費用目安

• 20坪前後（約66平方メートル）：200～1,000万円程度
• 30～35坪前後（約99～115平方メートル）：350万～1,500万円程度
• 40～50坪前後（約132～165平方メートル）：450万～2,500万円程度

土地の広さと建物面積の違いに注意

土地の広さと、実際に家を建てることができる建物面積は異なります。

• 建物面積（延床面積）: 家の大きさ、間取りによって決まる。4LDKなど、部屋数や広さによって建物面積は変わる
• 土地面積（敷地面積）：家を建てるための敷地全体の広さ。建物面積だけでなく、庭や駐車場、アプローチなども含む

長野市で平屋を建てる際の土地費用は、土地の広さだけでなく、場所や形状など様々な要素によって大きく変わります。上記はあくまで目安ですので、実際に土地を購入する際は、相場をしっかりと把握するようにしましょう。

【長野市】平屋の新築で費用を抑えるコツ

平屋の新築で費用を抑えるには、いくつかの工夫が必要です。

まず、建築コストの大部分を占める土地代を抑えるために、利便性を確保しつつ、価格が比較的安いエリアの土地を検討するとよいでしょう。また、建物の形状をシンプルにすることで、材料費や施工費を削減できます。

さらに、省エネ性能の高い設備や断熱材を導入すれば、光熱費の削減や、長期的な費用負担の軽減につながります。加えて、住宅ローン減税や自治体の補助金制度などを活用することも重要なポイントです。

計画段階で専門家と相談し、無駄を省いた効率的な家づくりを目指しましょう。

4LDKとは？

リビング・ダイニング・キッチンと4つの個室が備え付けられた間取りのことです。個室は主に寝室として利用され、家族のプライバシーを守ることができます。一方でリビング・ダイニング・キッチンは家族が集う空間となり、家族のコミュニケーションを図れる点がメリットです。

平屋とは？

平屋とは、一階建ての住宅のことです。基本的に階段がないため、部屋と部屋をスムーズに移動でき、動線が短くなります。平屋には一長一短があります。家族構成や年齢、生活スタイルなどを踏まえ、メリット・デメリットを十分に検討する必要があります。

4LDKの平屋に適した広さと土地面積

4LDKの平屋を建てる場合、必要となる建物面積の目安は30坪前後です。一般的な広さは以下のとおりです。

建物面積30坪を確保するには、最低でも40坪以上の土地が必要とされます。土地が狭いと、十分な採光や通風が確保できない間取りになる可能性があるためです。

メリット

バリアフリーで高齢者や子育て世帯に適している

4LDKの平屋は、バリアフリー住宅としての適性が高いのが特徴です。一階建てで階段がないため、高齢者の方や幼い子どもがいる子育て世帯でも移動が容易です。また、個室やトイレ、浴室などのゾーン分けを適切に行うことで、介護を必要とする方のプライバシーも確保できます。このようにバリアフリー対策を取り入れた平屋は、高齢者が自立した生活を送れるだけでなく、子育て世帯も安心して過ごせる住まいとなります。

プライバシーが確保しやすい

平屋の大きな魅力の一つに、プライバシーが確保しやすいという点があります。一階建てのため、各居室が水平方向に分散して配置できます。例えば、寝室を奥に設置すれば、リビングからの視線が気になりません。さらに玄関から見えにくい動線の工夫も可能です。

4LDKプランなら、以下のようにゾーニングを検討できます。

• 玄関側…リビング、ダイニング、キッチン
• 奥側…各居室、バスルーム

このように、動線を分けることでプライバシーを守りやすくなるのが平屋のメリットです。開放感と同時にプライベート空間の確保が可能になります。

家族のコミュニケーションが活発になる

平屋はオープンで広々とした間取りが特徴です。リビング・ダイニング・キッチンが一体化していることが多く、家族が自然と同じ空間に集まりやすくなります。そのため、家族同士の会話や交流が活発になり、家族の絆が深まります。平屋だと家族の気配を常に感じられます。子どもたちがリビングで遊ぶ様子をキッチンで料理をしながら見守ることができるなど、子育てをするのに適した環境といえます。このように、家族間のコミュニケーションが取りやすいことは平屋の大きなメリットです。家族の団らんを大切にしたい方にとって、平屋は有効な選択肢になるでしょう。

デメリット

生活動線が長くなりやすい

4LDKの平屋は一見すると動線が短く効率的に見えますが、動線が長くなることがあります。平屋は広い土地が必要で、建物面積が大きくなる傾向です。部屋数が増えると、各部屋の位置関係によっては家事動線や生活動線が極端に長くなるかもしれません。平屋を選ぶ場合は、建物の形状や部屋の配置などにこだわった間取りが重要なポイントです。

日当たりが悪い部屋ができる場合がある

建物の形状などによっては、日当たりが悪い部屋ができてしまうことがあります。例えば、次のようなケースが考えられます。

• 個室を建物の中心部に設けることで、外側の部屋に日陰ができやすい
• 長方形の場合、奥まった個室は採光が十分に取れないことがある
• 建物の周りに高い障害物がある場合、その影響を受ける

日当たりが悪い部屋ができると湿気が溜まりやすく、カビが発生するといった懸念があります。また、冬場は部屋が暗くなり、明かりを常時つける必要も出てくるかもしれません。間取りを検討する際は、各部屋への採光具合をシミュレーションし、最大限に確保する工夫が求められます。

広い土地が必要

4LDKの平屋は比較的広い土地が必要です。外構面積には、アプローチやカースペース、物置なども含まれます。こうした外構部分の面積を確保できる広さの土地が理想的です。土地が狭い場合、建物面積を減らすか、外構面積を最小限に抑えるなどの工夫が必要となります。

LDKを中心に個室や水回りを配置する

LDKは家族が集う中心的な空間です。そこから各個室や水回りへのアクセスがスムーズだと、家事の動線も効率化されます。

例えば、以下のような間取りがおすすめです。

• LDKの近くにキッチンと洗面所を配置
• 個室からLDKへ行きやすい動線を確保
• LDKから各個室までの距離をなるべく近くにする
• 玄関から見わたせる位置にLDKを配置

このように、LDKを中心に家事動線を意識した間取りにすると、室内をスムーズに移動しやすく、家事もストレスなく行えるようになります。また、家族がLDKに自然と集まりやすくなるため、コミュニケーションの活性化にもつながります。

動線が短くなるようにゾーニングを工夫する

4LDKの平屋において生活動線や家事動線を短くするには、廊下をなくしてLDKを間取りの中心に配置することも一つの方法です。例えば、LDKを中心にして個室2つと水回り（浴室・洗面・トイレ）を配置すれば、生活動線がコンパクトになります。近年は脱衣室と洗面室を分けて、洗濯機を脱衣室に置く間取りが人気です。動線が短くなるだけでなく、脱衣室を室内干し場としても利用できます。ただし、換気やクロークへの空調設備を導入するなど、湿気対策が必要です。

LDKからすべての個室や水回りにアクセスできる間取りも検討してみてはいかがでしょうか。

採光と通風を十分に確保する間取り

ワンフロアが広い場合、採光と通風を意識しながら窓の位置を決めることで、すみずみまで光や風を届けやすくなります。例えば、LDKの一部を勾配天井にして高窓を設けると光を取り入れやすく、窓の高低差による換気ができます。ただし、南や西向きの高窓は日が入り過ぎてまぶしく、夏場は部屋が暑くなりすぎることがあるため、方角に応じて日よけなどが必要です。また、風通しを意識して窓の位置を決めると、風の通り道を作れます。換気扇と合わせて利用すれば、室内に心地よい風を通すことができるでしょう。

小屋裏や中二階を利用した収納スペースの確保

不足しがちな収納スペースを補う場合、小屋裏や中二階が活用できます。小屋裏は屋根と天井の間にある空間で、押入れ式の収納庫を造作し、季節ものやスポーツ用品などを収納できます。中二階は、天井の高さを2階分に確保した吹き抜けの上部スペースのことです。本棚やワークスペースとして活用できるほか、寝室として使うこともできます。

小屋裏や中二階は、通常の間取りでは活用できない上部空間を上手く利用できるため、平屋でも収納力アップが可能です。省スペースにならないよう、動線を確保するなどがポイントです。